
黒鮪(学名:Thunnus orientalis)は、スズキ目サバ科に分類される海水魚の一種。成魚は全長3 m・体重400 kgを超え、日本沿岸で漁獲されるマグロ類としては最大種。
日本人は古くから食用とし、古事記・万葉集にも「シビ」の名で記述されている。江戸時代にヅケの握り寿司が登場してから普及がはじまったとされる。
赤身が食用とされていたが1960年代以降、生食用として「トロ」部分を珍重するようになった。
今日では世界的な日本食・寿司ブームを背景に需要の増大や、出漁のコスト増、また相対的な固体数の減少にともない価格は高騰している。
その希少価値から「黒いダイヤ」とも呼ばれる。